新幹線は、旅行やビジネスに欠かせない交通手段の一つですよね。長い時間を過ごすことが多いため、その間は快適に過ごしたいと思うのが人情です。
実は、新幹線の中にはフリーWi-Fiサービスを提供している車両も存在し、多くの人がパソコンでの作業や動画視聴などに利用しています。
このフリーWi-Fiを使えば、スマートフォンやパソコンのデータ通信量を節約しながら、インターネットを利用できるわけで、非常に重宝されています。
でも、新幹線に乗車してフリーWi-Fiに接続しようとしても、上手くいかない場合があるのも事実。私自身も、新幹線に乗った時にフリーWi-Fiへの接続に苦労した経験があります。
仕事を進めるためにフリーWi-Fiを利用しようと思っていたのに、接続できないとがっかりしてしまいますよね。
そんな不便を解消するため、今回は新幹線でフリーWi-Fiが利用できない場合の原因と、その解決策、さらには接続方法について詳しくご紹介します。
新幹線内の無料Wi-Fi接続に関する5つの一般的な問題とその解決策
新幹線の旅をより楽しむ方法の一つに、無料Wi-Fiの活用があります。ビジネスマンの出張や長距離移動をする人々にとって非常に便利です。
無料Wi-Fiを利用すれば、目的地に到着するまでにメールのチェックやドキュメントの編集が可能になります。
また、小さな子どもがいる家族にとっても、動画サービスを利用して子どもを静かにさせることができるため、移動中も快適に過ごせます。
多くの人が新幹線内で無料Wi-Fiを利用したいと思っていますが、接続できないと非常にがっかりします。
では、新幹線内の無料Wi-Fiが接続できない原因は何でしょうか。以下で詳しく説明します。
車両がWi-Fiに未対応
Wi-Fiを利用するには、乗っている車両がWi-Fi対応である必要があります。
Wi-Fi対応かどうかは、車両の入り口近くに掲示されているWi-Fiのシンボルマークで確認できます。
Wi-Fi対応のマークが見当たらない場合、その車両では無料Wi-Fiを利用できません。ただし、他の車両では利用可能な場合もあるので、場合によっては席を移動してみるのも一つの手です。
特に、東海道新幹線N700Sの7号車と8号車では、通信容量が以前の2倍に増加し、東京~大阪~博多間を運行する際に時間制限なしでWi-Fiを楽しむことができます。
通信環境の不安定
新幹線で利用される無料Wi-Fiは、携帯電話ネットワークを利用しているため、トンネルや山間部などの特定の地域では接続が不安定になることがあります。
接続に問題がある場合は、電波状況が改善された後に再度接続を試みてください。
利用者が多い時間帯は接続が困難
多くの利用者がいると、Wi-Fiの帯域が飽和し、接続が困難になることがあります。特にデータ通信量が多い活動を行うと、さらに接続が難しくなります。
このような場合、接続が成功するまで何度か試みるか、利用者が少ない時間帯に再度アクセスするのが良いでしょう。
接続時間の制限
新幹線の無料Wi-Fiには、利用できる時間に制限があります。各新幹線や車両タイプによって利用できる時間が異なるため、詳細は確認が必要です。
制限時間を超えた場合は、Wi-Fiが自動的に切断されますが、再ログインすることで再び利用可能になります。
エラーメッセージが表示される
場合によっては、「接続はプライベートではありません」というエラーメッセージが表示されることがあります。この問題は、デバイスのキャッシュをクリアすることで解決する可能性があります。
キャッシュが溜まるとデバイスの動作が遅くなるため、定期的にクリアすることをお勧めします。キャッシュのクリア方法はデバイスによって異なるので、それぞれの手順に従って行ってください。
docomoのフリーWi-Fiが新幹線で利用できない理由は?
新幹線の一部区間や車両では、docomoが提供するフリーWi-Fiが利用可能です。
しかし、docomoのフリーWi-Fiが新幹線で繋がらない場合があります。その理由について説明します。
あれ!? docomoのフリーWi-Fiも新幹線で繋がらない…。どうしてだろう?
docomoのフリーWi-Fiが新幹線で繋がらない原因として、以下の点が考えられます。
- docomoのdポイントクラブ会員ではない
- 接続設定が完了していない
- docomoのフリーWi-Fiが利用できる車両ではない
まず、docomoのフリーWi-Fi「d Wi-Fi」を利用するためには、「dアカウントの発行」「dポイントクラブ会員への登録」「dポイントカード利用登録」の3つが必要です。
dポイントクラブは個人利用に限り、会員登録や年間利用料が不要なdocomoのポイントプログラムです。
docomoユーザー以外でも、dアカウントを発行すれば利用可能です。まずは「dアカウント」を発行しましょう。
「dポイントクラブ会員への登録」や「dポイントカード利用登録」もWeb上で簡単に行えます。
さらに、dポイントカードは日常の買い物でポイントを貯めることができるので、持っておくと便利です。
dアカウント発行やdポイントカード利用登録も無料でできます。
次に、接続設定が完了していない場合です。
Wi-Fiがうまく繋がらない場合は、接続設定が完了しているか確認しましょう。
「dアカウントの取得」「dポイントクラブ会員登録」「dポイントカード利用登録」が完了したら、「d Wi-Fi」の申し込みを行いましょう。
docomoの回線を契約している方は、SIM認証により自動接続が可能です。以下はdocomoの回線を契約していない方の接続設定方法です。
【スマホやタブレットでの「d Wi-Fi」接続設定】
STEP1: dアカウント設定アプリ(無料)をアプリストアから入手
- dアカウント設定/dアカウント認証をより簡単に
STEP2: dアカウントでログイン
STEP3: トップ画面で「d Wi-Fi」を選択→「d Wi-Fi接続設定」→「設定する」
【パソコンでの「d Wi-Fi」接続設定】
STEP1: 「d WiFi設定サイト」へアクセスしログイン
- 「ネットワーク(SSID)」と「パスワード(セキュリティキー)」を確認する
STEP2: 「ID/パスワード」をクリック
- 「dアカウントID」「d Wi-Fiパスワード」を確認する
STEP3: d Wi-Fiスポットで接続する
- 確認した「ネットワーク(SSID)」「パスワード(セキュリティキー)」「dアカウントID」「d Wi-Fiパスワード」を必要に応じて入力すると接続できます。
最後に、docomoのフリーWi-Fiが利用できる車両ではない場合です。
docomoのフリーWi-Fi「d Wi-Fi」を利用できる新幹線は以下の通りです。また、「d Wi-Fi」のステッカーも目印になります。車両に貼ってあるか確認してください。
利用可能新幹線 | 利用できる区間 |
---|---|
東海道新幹線 | 東京駅~新大阪駅間の一部列車のみ |
山陽新幹線 | 新大阪駅~博多駅間の一部列車のみ |
九州新幹線 | 博多駅~鹿児島中央駅間の一部列車のみ |
新幹線での無料Wi-Fiの利用方法
ここでは新幹線で利用できる無料Wi-Fiの接続方法についてご紹介します。
ノートパソコン、iPhone、Android端末など、様々なデバイスで接続手順は基本的に同じです。以下でそれぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
新幹線の無料Wi-Fiに接続する方法:
iPhoneを使う場合:
- 「設定」画面を開き、「Wi-Fi」を選びます。
- ネットワーク一覧から「shinkansen_Free_Wi-Fi」を選択します。
- 利用規約が表示されるので、内容を読んで同意したら「インターネットに接続する」をタップします。
- メールアドレスやSNSを使って登録し、ログインすると接続完了です。
Androidを使う場合:
- 設定画面を開き、「ネットワークとインターネット」を選択します。
- 「Wi-Fi」を選び、ネットワーク一覧から「shinkansen_Free_Wi-Fi」を選択します。
- 利用規約が表示されるので、内容を読んで同意したら「インターネットに接続する」をタップします。
- メールアドレスやSNSを使って登録し、ログインすると接続完了です。
PCを使う場合:
- 画面左下の「スタート」をクリックし、「設定」を選択します。
- 「ネットワークとインターネット」をクリックし、ネットワーク一覧から「shinkansen_Free_Wi-Fi」を選択します。
- 利用規約が表示されるので、内容を読んで同意したら「インターネットに接続する」をクリックします。
- メールアドレスやSNSを使って登録し、ログインすると接続完了です。
大規模災害時には、登録なしで新幹線の無料Wi-Fiを利用可能です。
新幹線で無料Wi-Fiを利用する際の注意点:
- 新幹線の無料Wi-Fiはパスワードが不要です。
- 暗号化されていないため、第三者による通信の傍受リスクがあります。
- 個人情報やクレジットカード情報が漏洩する可能性があります。
- 個人情報を入力するページや疑わしいサイトは開かないようにしましょう。
接続に困った時の対策:
- 新幹線でWi-Fiが繋がらない場合、ポケットWi-FiやレンタルWi-Fiの利用も一つの方法です。
- 他の人とは異なる回線を使用するため、セキュリティ面でも安心ですが、山間部やトンネルでは電波が不安定になることがあります。
- レンタルWi-Fiは一日単位で借りることができますので、検討してみてください。
まとめ
新幹線の車内で無料Wi-Fiを利用できる車両があります。Wi-Fiのステッカーが貼られているドア付近を探してください。接続できない場合の原因には、対応していない車両、電波の状況、利用時間の終了、回線の混雑などがあります。対策としては、対応車両への移動、再度のログイン、利用者が少ない時間帯の選択などがあります。さらに、docomoが提供する無料Wi-Fiを利用できる車両もあります。これにはdアカウントの作成、dポイントクラブへの登録、dポイントカードの利用登録が必要ですが、すべて無料で行えます。Wi-Fiが必要な時は、レンタルWi-FiやポケットWi-Fiの利用もご検討ください。この記事が新幹線を利用する際の快適な旅の参考になれば幸いです。